般若心経 空とは ~2
何事も鵜呑みにせず、疑問に思った事は、自身の力で調べ、探求することが大切です。
その事で、私達のテーマ「恐れ」から解放されていきます。
般若心経の教えとは、宇宙の根本と構造、宇宙と人間の関係を説かれたお経です。
大いなるテーマ<空>とは、そして真実とは・・・
今までのほとんどの解説では、空とは実体のないもの、幻と説明されてきました。
私自身、20代でこのお経に出会った時から、常に疑問に思っていた事です。
科学者であり、精神世界に鋭い視点を持った、岩根和郎氏が、
この謎を明確に説かれました。
氏の解説を参考にさせて頂き、今回は「空」とは何か?について説明していきます。
まずこのお経は、初めにあるように、
<観自在菩薩>がお釈迦様の元に降り、説かれたお経であり、
私達の世界観ではなく<天から私達の世界をを見た教えであること>を
理解する必要があります。
天の世界と現実の視点との違い、宇宙から見た価値観が暗号によって示されています。
「空」とは、古代文明の教えや学び、議論で決める事ではなく、
宗教や、人が関与するものではありません。
「空」とはこの世界を創造した源であり、時間、空間をも超越した「超実体」、
例えるなら「悟り」、絶対的な神の存在を意味します。
色即是空 空即是色
この一行に、人間の本質の全てが記されています。
例えば、「犬は動物である」と言います。
しかし、犬=動物は成り立ちません。
何故なら、動物=犬とはならないからです。
しかし、この一文の意味を知った時、全ての謎が、一瞬にして解けました。
「色」とは、人間の肉体、五感、意識、精神など全て、すなわち人間全体の事です。
何故、同じ事を、色と空の位置を変え、説いているのか?
そこに、深い意味があります。
ここでは、ズバリ、「色」=「空」であり、「空」=「色」であると強調して説かれています。
素晴らしいと思いませんか?
人間は、超実体、宇宙の本質、いわゆる「神」そのものだと説いています。
よく、私達の心の中に、神仏がいると言いますが、
私達は、神仏の一部ではなく、すべてが「空」との繫がりを持っている「存在」と
この一行は説かれています。
そんなことは信じられないと言うかもしれません。
あまりにも壮大なお経ゆえ、私の説明不足かもしれません。
そもそも「空」は、学問や宗教では知ることができないとも説かれています。
でも、もう少し、真実の探求を続けていきましょう。
次回は<命>について、お伝えしたいと思います。
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